結婚するまでは二人の問題だったのが、結婚したら互いの両親・親族の問題でトラブルになるケースは多い。夫婦で互いの両親・親族との付き合い方について話し合っておくことで、余計なトラブルを防ぐことができるはずだ。
結婚してみたら実は夫がマザコンだった、妻が実家にベッタリだったなど、配偶者と両親の関係で問題が出てくることもある。親を大事にすることはよいことだが、夫婦関係が最優先だということを忘れないでほしい。
結婚すると親・祖父母・兄弟姉妹・叔父・叔母・甥・姪という具合に親族は芋づる式に増える。自分の配偶者がそれぞれの親族とどのような関係性があり、どのように付き合っているかを理解し合い、結婚後はどのように付き合っていくかを決めておくとよいだろう。
婚前契約の文例「親と親族」
親との関係について
- お互いの両親を大事にしますが、自分の両親より配偶者の意見を尊重するようにします
- 夫の実家へは年末正月休み、妻の実家へはお盆休みに帰省します
- お互いの両親とは基本的に別居ですが、同居が必要になった場合は夫婦で話し合います
- お互いの両親に介護が必要になった場合、配偶者に負担をかけないこと。配偶者が協力してくれる場合は、感謝の気持ちをもって配偶者に接すること
親族との関係について
- 夫婦はお互いの親戚と冠婚葬祭含め積極的に付き合います
- 夫の叔父とは年賀状のお付き合いを続けていきます
- お互いの兄弟姉妹とは今まで通り円満な関係を築けるよう交際につとめます