これから結婚する君は考えたくないかもしれないが、浮気、不倫を原因とした夫婦間問題は現実に多く起こっている。しかも第三者が絡む問題だけに泥沼の離婚裁判に発展するケースもある。特に交際期間中に浮気の疑惑があった結婚相手や、自身や結婚相手に不倫を原因とした離婚歴がある場合などは釘を刺しておいたほうがいいかもしれないな。
不倫や浮気の境界線は人によって様々だ。異性と個人的に二人で食事に行ったら浮気だという者もいれば、異性と手をつないで歩いていても気にしないという者もいる。仮にこの二人が夫婦であれば一方にそのつもりはなくても、相手にとっては耐え難い…という具合に齟齬が発生する。それを防ぐために契約内容は「どこまでが許せて何がダメか」話し合って明確にし、互いが納得した上で盛り込んでおく必要がある。
さらに実際に浮気や不倫が発生したときのペナルティについても記すべきだ。離婚について離婚協議が成立した場合の慰謝料の支払い方法、子の親権の決定や、月々の養育費の支払いについてなど話しあっておけばいい。これを結婚前に盛り込むことには抵抗があるかもしれないが、この項目には不倫や浮気の抑止効果がある。不貞行為は重大な離婚事由となるが故に、この手の戒めもあって然るべきということだろう。
婚前契約の文例「不倫、浮気、離婚」
不倫や浮気の境界線
- 異性とふたりきりで食事に行きません
- 密かに異性と個人的な連絡をとりません
- 要求があった場合携帯電話、もしくはPCのメール履歴、通話記録を開示します
浮気や不倫が発生した時のペナルティ
- 不倫・浮気は一度たりとも許しません。浮気をしたら配偶者に○○○万円以上支払いをします。その後の関係修復は話し合いによって決めます
- 不倫・浮気があったら即協議離婚を開始します。